本物のようなAIモデルでスクロールを止める広告を作ろう

広告クリエイティブとは?構成要素・種類・テスト方法

広告クリエイティブは、広告のうち人が実際に目にする部分です。何で構成されているか、主な種類、テストする価値のあるセットの作り方を紹介します。

Vendyチームクリエイティブ戦略

読了目安 10分

スキンケアジャーの広告クリエイティブ。手に持った商品と、見出し「Discover the detailed essence」

広告クリエイティブとは、広告の中で人が見たり聞いたりするものすべてです。画像や動画、そこに載せる言葉、思わず手が止まる最初の1秒。ターゲティングは誰に届けるかを決め、予算は何回届けるかを決めます。そして、誰かが関心を持つかどうかを決めるのがクリエイティブです。予算の小さいセラーにとって、完全に自分でコントロールできる唯一のレバーでもあります。このガイドでは、広告クリエイティブの構成要素、主な種類、実際にテストできるセットの作り方を紹介します。

広告クリエイティブの意味

広告アカウントでは、キャンペーンはオーディエンス、予算、クリエイティブの3層でできています。広告クリエイティブはその3つ目で、アップロードする完成した素材のことです。写真、カルーセル、短い動画と、その周りに置くテキストが含まれます。

「広告クリエイティブ」と「広告コピー」は、同じものとして使われがちですが、別物です。コピーはクリエイティブの一部にすぎません。弱い画像に良いコピーを付けても、スクロールで流されます。強い画像でもクリックする理由がなければ、見られて忘れられるだけです。クリエイティブは、全体がかみ合ってはじめて働きます。

広告クリエイティブの構成要素

思わず手が止まった広告を思い出してみてください。たいてい次の5つの要素が揃っています。

  • フック。 目や耳が最初にとらえるもの。大胆な見出し、顔、意外なカット、問いかけなど。動画なら最初の1〜2秒です。
  • ビジュアル。 商品、シーン、人物。買い手がその商品にお金を払う価値があるかを判断する部分です。
  • コピー。 画像上の見出し、キャプション、メインテキスト。3つ伝えるより、1つをはっきり伝えるほうが効きます。
  • オファー。 今行動する理由。割引、送料無料、セット販売、予約枠など。すべての広告に必要なわけではありませんが、理由は必ず必要です。
  • 行動喚起。 次にしてほしいこと。購入、予約、お試しなど。プラットフォームのボタンも役立ちますが、クリエイティブ自体もそこへ導くべきです。
ソーダ缶2本の静止画広告。手書き風の見出しとステッカー風バッジ、手前に本物の缶
フック、ビジュアル、コピー、オファーが1枚に。見出しがスクロールを止め、バッジが理由を伝えます。

広告クリエイティブの種類

Meta、TikTok、Googleの広告クリエイティブは、ほとんどが数タイプに収まります。それぞれ役割が違います。

  • 静止画。 見出し付きの1枚の画像。作るのも読むのも速く、今でも多くのアカウントの主力です。詳しくは静止画広告のガイドをご覧ください。
  • カルーセル。 1つの広告にスワイプできる複数のスライドを入れた形式。ラインナップの紹介、短いストーリー、特長を1つずつ見せたいときに向いています。
  • UGC動画。 人がカメラに向かって商品について話す、スマホ撮影のカジュアルな動画。CMではなく、友人のおすすめのように見えます。
  • 商品動画。 主役は商品。手元、開封、クローズアップなど。質感やサイズが大切な実物の商品に最適です。
  • プレゼンター動画。 誰かが数枚のスライドやシーンでオファーを説明します。サービスやアプリなど、少し説明が必要なものに向いています。
スマホで撮った自撮り風のフレーム。屋外の男性がクレアチンの容器をカメラに向けている
UGCスタイルのフレーム。カジュアルな場所、手に持った本物の商品、買い手に語りかける顔。

広告クリエイティブがこれまで以上に重要な理由

Meta、TikTok、Googleでは、ターゲティングの多くを各プラットフォームが自動で行うようになりました。広いオーディエンスと予算を渡せば、誰に何を見せるかはシステムが決めます。その分、手動で触れるレバーは減り、重みがクリエイティブに移っています。

プラットフォームは、新しいクリエイティブをまずごく一部の人に見せます。足を止めて反応する人が多ければ、配信が広がります。スクロールで流されれば、静かに配信が止まります。つまり実際には、クリエイティブがターゲティングの一部を担っています。新米ママ向けの動画は、見るのが新米ママだから、新米ママに届くのです。

広告クリエイティブの成果を動かすもの、動かさないもの

テストを組むとき、変えやすいところをいじりたくなります。ただ、その一部はほとんど影響しません。私たちの社内調査では、InstagramとTikTokのオーガニック投稿およそ29万件を分析しました。チャンネルの通常より再生数が伸びた投稿の約89%にフック内のテキストがあり、ごく普通の投稿でも約89%でした。最初の1秒に顔が出る割合は、どちらのグループも約70%です。これは広告ではなくオーガニックの話ですが、メッセージははっきりしています。これらは最低限の基本であって、成果を左右するレバーではありません。

  • フック内のテキスト。 音を出さずに見る人のために入れておきましょう。ただ、キャプションで退屈な最初の1秒は救えません。
  • 最初の1秒の顔。 形式に必要なら問題ありません。顔を出すこと自体を目的にしても、あまり変わりません。
  • カット数。 速いカット割りは、際立った投稿とそれ以外を分けませんでした。落ち着いたワンテイクが、忙しい編集と同じくらい効くこともあります。
  • ハッシュタグ。 整理のために少しだけ。それ以上は不要です。ハッシュタグだけではリーチは動きません。

テストの予算は、実際に差が出る部分に使いましょう。切り口、最初のフレームの意外性、クリエイティブが語るストーリーです。

コメントで投票してもらう:「1と2、どっち?」

自分のページにもクリエイティブを投稿するなら、キャプションの最後に具体的な選択を置きましょう。「1と2、どっち?」「思わず止まるのはどれ?」といった形です。同じ分析で、選んでもらう直接の問いかけは、同じチャンネルの他の投稿よりInstagramのコメントが約2割多く、リーチも落ちませんでした。2つのバージョンを並べれば、広告費を使う前の無料の事前テストになります。一方、「単語をコメントしたらリンクを送ります」という手法は避けましょう。コメント数は膨らみますが、ほとんどが単語だけで、リーチは伸びません。

テストできる広告クリエイティブのセットの作り方

テストから学べるのは、クリエイティブ同士が1つのはっきりした点だけで違うときです。1つの商品でセットを作る簡単な方法を紹介します。

  1. 商品を1つ、目標を1つ選ぶ。 売上、リード、予約のどれか。目標を混ぜると結果が濁ります。
  2. 切り口を3〜5つ書き出す。 買う理由を変えます。時間の節約、見た目が良くなる、いつもの選択肢より安い、面倒な悩みを1つ解決する、など。
  3. 切り口ごとにフックを作る。 切り口ごとに見出しか冒頭の一文を1つ。これが本当にテストしている変数です。
  4. 形式を2〜3種類作る。 少なくとも静止画と短い縦動画を。形式によって反応する人は違います。
  5. すべての配置に合わせたサイズにする。 ストーリーズやリールは9:16、フィードは4:5か1:1。商品が切れたり価格が見切れたりすると、そのインプレッションがむだになります。
  6. 並べて配信する。 同じオーディエンス、同じ予算で。判断する前に数日は待ちます。
  7. 勝ったものを残し、他は入れ替える。 そして勝った切り口の新バージョンを作り、次のラウンドを始めます。

白紙から始める必要はありません。実績のあるレイアウトは近道になります。広告テンプレートなら、すでに成果の出ている構成を、あなたの商品、ブランド、言葉で作り直せます。

AI広告クリエイティブの出番

テストできるセットで難しいのは、本数です。5つの切り口を2つの形式と3つのサイズで作ると、30ファイルになります。スタジオなら作れますが、毎週は無理で、小さな予算でも無理です。そこを埋めるのがAI広告クリエイティブです。制作が速くなり、テストが日常の作業になります。仕組みと落とし穴は、AI広告のガイドで解説しています。

Vendyでは、上で挙げた各タイプがツールに対応しています。Static Adsは、商品を新しいシーン、新しい光、見出しの中に置きます。1回の実行で最大4バージョン、9:16から16:9まで8サイズです。これがAI商品写真ツールです。Carouselは2〜10枚のスライド。AI UGC広告では、AIクリエイターが商品についてカメラに向かって話し、編集できる台本と字幕が付きます。AIアバター動画広告は、3〜6枚のスライドの上にAIプレゼンターが立ち、声もそろえます。

どのツールでも変わらない点が2つあります。1つ目は、本物の商品が保たれること。色、形、ラベル、ロゴはそのままで、ロゴの描き直しや架空のディテールはありません。2つ目は、Vendyが作るのはクリエイティブだけということ。ファイルをダウンロードして、Meta広告マネージャ、TikTok広告マネージャ、Google広告にアップロードします。オーディエンスと予算の管理は、これまでどおりあなたの手元に残ります。

プラットフォームは買い手を見つけられます。でも、買い手に関心を持たせることはできません。そこは今もクリエイティブの仕事です。

Vendyクリエイティブチーム

セラーからよくある広告クリエイティブの質問

同時に何本のクリエイティブを配信すべき?

比較できる数で、1本ずつにきちんと予算が回る数です。予算が小さいなら、商品ごとに3〜5本が妥当な出発点です。どの切り口が効くかわかったら増やしましょう。

クリエイティブはどのくらいの頻度で更新すべき?

オーディエンスが変わっていないのに成果が落ちたら、人々が見慣れて飽きている可能性が高いです。勝っている切り口は残し、新しいフック、新しいシーン、新しい形式を与えましょう。

AIで作ったクリエイティブを有料広告に使える?

はい。Vendyで生成したすべての画像と動画について、有料配信を含む商用利用の権利がフルで付与されます。プランとクレジットは料金ページをご覧ください。

まとめ

  • 広告クリエイティブは人が目にするもの。フック、ビジュアル、コピー、オファー、行動喚起で成り立ちます。
  • 静止画、カルーセル、UGC動画、商品動画、プレゼンター動画は、それぞれ役割が違います。複数を使いましょう。
  • プラットフォームが広告クリエイティブをテストしてくれます。あなたの仕事は、選べる本物の選択肢を渡すことです。
  • 1つのはっきりした点、主に切り口とフックで違うセットを作り、勝ったものを残します。
  • フック内のテキスト、最初の1秒の顔、カット数、ハッシュタグは最低限の基本です。テストするのは切り口と意外性です。
  • どのバージョンでも商品は本物のままに。買い手には、広告で見せたものを届けましょう。

次のステップ:VendyのAI広告メーカーの全ツールを見て、商品写真1枚から最初のテストセットを作りましょう。